向日葵


ぱちりとひらいた白い日傘に
蝉時雨をうけながら のぼる坂道
自転車とすれちがいざま
ふと 顔をあげたら
並んでいる君たちと目があってしまった

ひまわり
風のない午後に
空に向かってせいいっぱい背伸びをしてる
ひまわり
はっとするほどのその笑顔は
青い空のせいじゃない
ひまわり
八月は 君たちのもの

君たちに負けないくらい
素敵に生きたい と思う
そんな 夏の日の昼下がり